PCでひなたぼっこ以前、
まごころのある会社に書いたのですが、そのほかにも思うことがあります。
大抵の人は、誰かにやってあげたことには敏感でも、
やってもらったことには鈍感になりがちということ。
無論、本当にピンチを助けてもらったり、苦しいときの救いになったりという、「恩」となれば別です。
そうでない、日常のちょっとしたことの場合です。
仕事でも同じです。契約にないことや、サービスに対し、
自分ができることであればをすべてやって、初めてクライアントが喜んでくれたり、謝意を示してくれるものです。
気は心、至れり尽くせりで、やっとそういう関係がつくれるのです。
そういう、部分のない人は、
しっかり見透かされ、最後に文句を言われます。
でも本人は決まった仕事を決まった分だけやっているのに文句を言われることが腑に落ちないようです。
そこを理解できなければ、
一生いいクライアントには出会えないでしょう。
- 2021/11/29(月) 19:19:26|
- 住まい
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うちのバラ 秋にもたくさん咲きます母の年代は物資の何もない時代を経験しているため、
物を捨てられない人が多い。
ただ、欲しいものもなく、あれこれ買うこともありません。
でも捨てられないため、買ったものではない「モノ」を捨てず、
使うこともなくたまってしまうのです。
古いカレンダーの裏は、メモになり、キッチンマットになり、
でも使い切れず置いてあって、テーブルを占拠しています。
そこら中にメモはあるけど、探せない。
小さな手帳を渡し、すべてここにメモすれば?
と言っても、長年の習慣は変えられず…。
物を処分するのは労力がかかります。
時間と共に、物はじわじわ増えていきます。
処分すると同時に、処分した物への執着は消え、
欲しいとも思わなくなり、欲しいものはだんだんなくなっていきます。
欲しいものがなくてもじわじわ物は増え続けます。
大量消費社会はまだ続くのでしょうか。
何でも買える、お金持ちの日本人。
どんどん生産して消費させなければ回らない社会。
格差は広がり、グローバルになるほどに労働力搾取は進みます。
回顧主義ではないけれど、
もうちょっと、メリハリをつけてもいいかもしれません。
資本主義の大量消費が続いたとしても豊かさを感じなくなっているこの時代。
物にあふれ、居場所のない住まいもその一つだと思います。
捨てるくらいなら買わない。
でも社会を回していくにはどうすればいいのでしょうか。
一人一人が考え、行動しなければならない時代になっていると感じます。
- 2021/10/15(金) 11:35:40|
- 住まい
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本文無関係このところ、「まごころ」という部分で対照的な事例に遭遇しました。
とある現場の若い監督さん。
お仕事がとても丁寧で、ちょっとした納まりの質疑もラインで送ってくれました。
小さな部分も、よりよく、より使いやすく、より美しく、と
細かな気遣いが感じられ、
その人柄と仕事に、ああ仕事の出来不出来はこういったことで決まるんだと感じました。
面倒な部分も嫌な顔一つせず、逆に私の方を気遣ってくれる始末。
施主さんにもそういった部分が通じて、
たいそう喜んでくださいました。
それに引き換え、少し遅れて始まった別の施工者の現場は、
営業さんがいちいち「追加」の連呼をしてきます。
施主によりよい住まいを提供しよう、
という肝心のまごころは感じられません。
無論、かかる部分はかかります。
納得のいく追加であれば施主さんは受け入れることと思います。
でもそうではありません。
やむを得ない、ちょっとした特注にも、差額を提示すればいいのに、
勝手にダウングレードを平気でやって、
こちら(設計者)の了承もなく施主にはOKを出させます。
さらにダウングレードにも関わらず特注差額追加するという始末。
会社の利益率と自分の評価に固執し、
施主の利益で動いているのではない人物。
こんな人と一緒に仕事はしたくありません。
以前も似たようなことがあったのに、また同じ人物と仕事をする羽目になり、
とても後悔しています。
次からは断ろう。
- 2021/10/05(火) 22:24:03|
- 住まい
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何かのネット記事で1%のひらめきと99%の努力というのを見ました。
これはビジネス全般に言えることと思います。
設計の仕事に例えれば、1%の部分は全体のコンセプト、エスキス、大まかなプランニングです。
きらりとしたひらめきをどうやって生かそうかとわくわくプランします。
その風景やイメージは、私の頭にはありますが、
クライアントに説明したってピタッと通じるわけもなく。
プレゼン用のパースや、時には模型を使って、
伝えていきます。
そこまでが営業活動になるのですが、
その時点で、この設計者に頼んでみよう、
と思っていただかなければ先には進みません。
会社員であれば失注しようと給料はもらえますが、
個人営業者はゼロどころかマイナスになります。
プレゼンに要した時間は給料換算すれば10万円以上。
それでも、その1%のひらめきがクライアントに伝えられたからこそ、
これまでやってこれています。
クライアントも一緒にわくわくしていただければ、
次の段階に進みます。
ご契約いただいてからは、99%の作業が始まります。
ここが努力。かなりの時間がかかります。
でも、その1%のひらめきがあるからこそブレずに進めます。
そこが間違っていれば、無駄な99%になってしまうのです。
設計は頭脳労働です。
プレゼンは大きな要(かなめ)です。
ひらめきと試行錯誤と、
とてつもない労力を使っています。
短期間に瞬発力で作業します。
まるで100mの短距離ランナーのように。
十数秒のなかにどれだけのトレーニングと歳月があったかと同じです。
すべてクライアントのために。
タダではありません。
タダだと思っているのであれば、
それは知的財産と労働力の搾取に他ならないと
知っていただきたいと思います。
- 2021/08/17(火) 10:49:08|
- 仕事について
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資本主義というのは、いつしか労働力を搾取し、
お金を操るものへひたすら集まる仕組みのことになってしまいました。
グローバルになればなるほど、国の差は広がり、
搾取の連鎖も広がります。
私たち日本人も世界規模で見れば搾取側になるかと。
かわいそうなくらい安い衣料品や、家電品、
(産地を選ばなければ食品だって)それらを生産している労働力に見合う価格ではないことに
気づきます。
国内でいえば、わたしが仕事をしている建築の世界もしかり。
下請けとなれば、労働力に見合う収入などなく、
いいものを設計しようとすればするほど、自分の時給は下がります。
住宅を規格化して大量生産すればいい。
中小工務店や個人事務所をなくせばいい
と思われるかもしれませんが、
規格化して安くできるようになれば、
その安い住宅に厚塗りの化粧をして広告宣伝をし、高く売る。
ブランドを構築し高級と刷り込む。
そういった大手のみが残るということになってしまいます。
同じような家しか建たなくなり、
個性も、個々の価値観も均一にされ、消費者はまんまと騙されるのです。
頭脳労働者と現場労働者からは労働力を搾取し、
そのお金は大企業が内部保留としてため込む構図は変わりません。
投資家ばかりを見て本来の労働や技術に対しては払わない。
これが資本主義なんでしょう…。
モノ作りはこのままでは衰退してしまうのではないかと思います。
せめて住宅は、個性豊かに、価値観も様々であってほしいと願うばかりです。
そして、技術と労働に正しい対価を払えるようになってほしい。
スクラップビルドで30年で価値のなくなるものではなく、
30年でさらに価値の上がるものとなれば、
土地のみならず上物の住まいも不動産として資産になるはずです。
- 2021/06/22(火) 18:38:13|
- 資本主義
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9年前のある日(本文無関係)仕事上、多くの住まいを見てきましたが、
日本人はみな物をたくさん持っていて、ちょっと欲しいものは何でも手に入るお金持ちだと感じます。
営業や広告はとても優れていて、消費者は心躍らされます。
消費大国なのです。それで経済をまわしてきたのですから。
国内需要はなかなかのものです。
そういう私も、セールの案内が来ると心躍らされてます。
はい。
そういった構図があるため、
日本の人々は住まいにお金をかけずに、物に多くのお金をかけていることに気が付きません。
どんどん増えていく衣類。
収納できなくなるとクローゼットやタンスを買います。
部屋には4~6竿もランスがあって、さらに簡易ハンガーパイプがあって、
でも足りなくて鴨居にもずらっと洋服が…。
よくある光景です。
ゴルフバッグは4つも5つもあるし、
旅行かばんも7個や8個あったりします。
日当たりのいい縁側には健康器具が二つ三つ…。
冷蔵庫はおおきなもの一つには収まらず、小さいのがもう一つあったり、
健康水の巨大なサーバー~それに伴うストックの大箱もよく見かけます。
調理道具は、電子レンジにオーブントースター。
さらに本格的オーブン。
電気ポットに炊飯器が二つ。
グラインダーやらジューサーやらホットプレートも2つや3つあったりします。
コーヒーメーカー、アイスメーカー、かき氷気…。
その場その場で簡単に手が出るけど、10年~30年経てば、
積もり積もって1千万円以上使っちゃっているんでしょうねぇ。
住まいにそれだけ掛けたらもっと豊かな暮らしになるでしょうに…。
価値観は人それぞれですが。
買ったものは容易に処分はできません。
愛着があったり、もったいなかったり、買ったことを後悔したくなかったり。
そして何より、長年積もり積もったものを処分することは、
重労働であり、身も心もくたくたになってしまうのです。
億劫で、つい後回しにしたくなります。
そんなことしなくても生活は続けられますから。
高齢者になってからもう使わないことに気付き、処分を…
となっても、それはもはや不可能です。
(独立した子供たちは忙しいのです)
まだ数十年、気兼ねなく暮らしを楽しみたい。
そういう意欲のある、元気なうちに、
空間の広がりや、心豊かになれる美しい住まいに
変えてみてはいかがでしょうか。
生活~人生が見違え、激変します。
つづく
テーマ:**暮らしを楽しむ** - ジャンル:ライフ
- 2021/04/19(月) 18:00:00|
- 住まい
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本文無関係今更ではないが、毎日毎日詐欺メールがきます。
毎日多数のメールチェックするので、この詐欺メールはイラっとします。(仕事の邪魔)
仕事用で使うメールサーバーはプロバイダーではない、レンタルなのですが、
受信できないことが多々あるため、2つのドメインに
転送設定しています。
一つはgoogleのドメイン。@gmail.comってやつです。
もう一つはマイクロソフトの@outlook.comです。
同じ転送設定をしていても届くメールは不思議と違います。
迷惑メール設定をしても多数すり抜けてくるのがoutlookのアカウントです。
かたや、googleのドメインには詐欺メールはほぼはじかれ、届きません。
googleおそるべし。すごいセキュリティーだと思います。
ただ、最近使いだした、slackというグループのやり取りシステムの案内まではじかれます。
Gmailに除外登録をしたのに、やっぱり受信せず。
結局、slackの案内メールはoutlookのドメインで見るしかありません。
でもやっぱり、outlookのアカウントは詐欺メールがそのままくるので、
セキュリティーはいまいちな気がします。
毎日とっかえひっかえ来るのが
AMAZONの詐欺メール。
アカウントが凍結しました、とかいって誘導URLから情報を引き出そうとするものなどなど。
他に楽天、カード会社、大手メガバンク各社…。
口座がないのに来るものも。
googleでいいところは、本物サイトのみで稼働するパスワード。
どんなにそっくりに見えても違うサイトだとIDから入力し直さなければならないため
「おや?」と思うはずです。
スマホにも同じような機能があります。
ですが、いずれにせよ、悪意のある第三者がログインしてしまえば終わりなので、
あれこれ用心するに越したことはありません。
テーマ:SOHO・在宅ワーク - ジャンル:ビジネス
- 2021/04/16(金) 19:59:18|
- PC関連
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12年前最近は、物品購入のほか、電話やネット環境関連の手続きや、
カードや決済方法、その変更、銀行から、
公の手続きまでインターネットでやることが多い。
それなりにほとんどのことは検索で調べたりしながらやっている。
でも、どうしてもネットでできないことがある。
間違えずにやれていれば問題はなくても、
間違えてしまって取り消してから再入力できなくなったり、
初期不良か使い方が間違っているのか、
レアなケースだとネットで調べおおせないこともある。
そういった、お手上げ状態に陥ると、
サポート電話につなぐしかなくなる。
ところが、コロナのせいで人員が少ないのか、
ネットのバグなのか、
初期不良が多発しているのか、
サポートが必要な人が多いのか、
サポート電話でさくさくつながったためしはない。
20分以上待つこともある。
それでいて、0570とかいう番号発信は、通信費は発信負担。
さらに話している時間ではなく、待っている時間も料金とられるっていうのだから始末に悪い。
一体どうしたらいいんでしょうか。
チャットや、返答に時間がかかってもメールサポートを受けられるといいのですが。
一般人をクライアントとする企業は、
電話窓口を減らすのであれば、
メールサポートを開設したりして対応していただけると
消費者にとってありがたく、効率も良くなると思います。
今困っているのは、ETCマイレージサービス。
電話しかサポートがないのです。
つながりません…。
- 2021/01/17(日) 14:38:13|
- 徒然
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昨年息子作(本文無関係)年末から、時間を見つけてはホームページの引っ越し作業をしていました。
ほぼ、片付いたので近々アップする予定。
WinXPの頃から使っていたHP作成ソフトは骨董品で、
Win10では当然作動しませんで、
でもWin7で動いておりました。
現在は、そのためだけ(バックアップも兼ねてはいる?)の、Win7パソコンが、
眠っています。当然ネットには接続されず、
作業データを外付けHDDに移し、それをWin10にコピーしてFTPでアップロードするという
面倒くさいことをしていたのです。
当然、新規のアップもままならず、放置HPと化していました。
そこで、
サイト引越屋さんというネットの代行サービスを使ってwordpressに移行することにしたのでした。
予算もあるためすべてお任せ、とはいかず、
いくつかのコンテンツは自分でやる、ということで、
予算内で大枠をやっていただきました。
少し自分でやるといっても、初めはにっちもさっちもわからず、調べるのに時間がかかりました。
サイト引越屋さんの担当の方にも質問したり…。
でも、ちょっと慣れてきて意外と簡単にできるようになり、
今後はまめにアップできそう(?)です。
長年建築の仕事に関わってきて、少しは皆さんの役に立つことも、
テーマを決めながら書き進められるといいのですが。
テーマ:自営業 - ジャンル:ビジネス
- 2021/01/09(土) 18:28:19|
- PC関連
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