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それぞれの住まいづくり

本当の豊かさとは? ゆったり流れる時間だったり、心やすらぐ空間だったり…。 sloeに生きるための住まいづくりを応援します。 地球環境を考えつつ、今、わたしにできることは…?

日常と非日常

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久しぶりに東京に行くことにしました。
わたしは東京生まれ、名古屋育ちです。
母の実家が新宿で、子供の頃はよく里帰りしていました。
祖父母もなくなり、叔母だけになってからは、
親戚の集まりも減り、とんとごぶさたしてしまっています。
あのころの懐かしい匂いはもう皆無なのですが、
今回の目的は、業界紙をにぎわせていた超高層の商業施設めぐり。
東京ミッドランドと新丸ビルが見たいです。
何かを買おうとか、食べようとかが目的ではなく、
非日常を感じる優雅な店舗や施設の空間を堪能したいと思います。
結局は仕事に結びついてしまうのだけど、
空間を感じ、巨大建築に関わった人々のパワーを感じ、体験したいのです。

さて、非日常の体験を住宅にたとえていえば、
モデルルームではないでしょうか。
大抵の人は、家を建てるにあたって真っ先にすることがモデルハウス巡りでしょう。
現実離れした豪華なシステムキッチンや、
オープンでかっこいいバスルームがあったりします。
景色のいい別荘なら庭を眺めながらのバスタイムは素敵です。
でも現実は‥。
ちょっとした工夫で小さな坪庭を造ってみたりはできますけどね。
実際、モデルのキッチンは定価で数百万円しますし、
美しくコーディネートされた造作家具もやっぱり同じくらいしたりします。
数千万円の予算で、なるべく広く、あの部屋この部屋、+大きな収納部屋、
なんてやっていると、キッチンや家具に回すお金はなくなってきてしまうし、
無駄(?)な装飾や工夫も要らないとなってしまう。
殺風景な四角いがらんとした白い部屋‥。
モデルルームの面影もなく、こんなものさ、になってしまいます。

見た目の豪華さや過度な装飾は、モデルルームには必要なのでしょうが、
私が施主だったら、どこに洗った鍋やボウルを置いて乾かそうか、
とか、お風呂に誰か入っていたら2階までトイレに行かなきゃ、とか
現実的なことを考えながら見てしまいます。
住まいは非日常ではなく、日常だから。

日常を美しく過ごせる住宅がいいと思います。
収納の工夫(ただ広い納戸があるだけじゃ片付きませんよ)や、
照明の工夫(ひたすら明るさを追うだけでは殺風景で心寂しくなります)。
ちょっとした配慮で、日常なのにおしゃれなカフェみたいになります。
人の住まないモデルルームより、人の住む生活のある住まい。
本当の住みやすさや心地のいい空間のために、
いつも頭をひねっています。
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テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2008/06/03(火) 14:29:08|
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Author:enusu
HN(ハンドルネーム)えぬ
一級建築士事務所を開設しています。
居心地のいい住まい、
そして美しいたたずまい。
そんな住まいをこころがけています。
店舗デザイン、インテリアコーディネートも得意分野。
エコでスロウな生き方がしたいなぁ。

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