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それぞれの住まいづくり

本当の豊かさとは? ゆったり流れる時間だったり、心やすらぐ空間だったり…。 sloeに生きるための住まいづくりを応援します。

家の価値

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切り花シュート第二段

日本では、住宅の築年数が経てばたつほど、その建物の資産価値が下がっていきます。
中古市場で真っ先に紹介されているのが築〇〇年と〇LDK、そして延べ床面積。
しっかり手入れされていようが、広かろうが、優れた設計であろうが、いい材料を使っていようが、
築年数が経っていれば十羽一からげに資産価値はむしろマイナス。
土地代から解体費用を差っ引かないと売れない査定になります。
何千万円も住宅に投資し、住んできたのに
40年もしないうちに(固定資産で言えば25年)ゼロどころかマイナスになる。
残るのは土地。そこで土地神話が出来上がるわけですが。

災害の少ない欧米では、中古住宅は古くても資産は下がりません。
長年風雨に耐えたのだから丈夫だという発想や、
歴史があるという、まるでウイスキーが年月を増すほど高価になるような発想。
建物に投資してもしっかり返ってくるので、そこに貯金ができるというわけです。
大切に使い、手を入れるという文化もあります。

つまり、日本人は住宅に関しては、大損していることになります。
インスペクション制度とか、少しづつ変わろうとしているんでしょうけど、
不動産屋さんと、インスペクションを担う建築士とは、
なんだか住む世界が違うくらいに常識が違います。
不動産屋さんは、私たちから見ると、驚くほど建築にうとい
一般の方たちは、不動産屋さんも建築士も、建物扱ってるってことで、
専門家で建物をよく知ってると思いがちですけど…。

※むろん、中には建築士も宅建も、という何でもご存じの方もいらっしゃいます。

長期優良住宅は、それを見据えて国が作った制度とは思いますが、
うまく機能していないような…。
パワービルダーやハウスメーカーに販売利用されているだけの感が否めません。

住宅に関わる建築士は声の小さい人たちが多く、
国の制度に意見もできず、不動産業界にもパイプが細い。
つまり、実情を伝えることも、提案もできていないと感じます。

落ちのない話でした。



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テーマ:住まい リフォーム - ジャンル:ライフ

  1. 2022/08/13(土) 14:22:23|
  2. 住まい
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プロフィール

enusu

Author:enusu
HN(ハンドルネーム)えぬ
一級建築士事務所を開設しています。
居心地のいい住まい、
そして美しいたたずまい。
そんな住まいをこころがけています。
店舗デザイン、インテリアコーディネートも得意分野。
エコでスロウな生き方がしたいなぁ。

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