
前回は、概算見積なんていうのは割りと誤差がある(出しようがないので)というお話をしましたが、
今回は、高い安いをどう見るか、といういちばん大切な部分を。
いい材料を正しいルートで入手し、
頭脳労働や現場労働、つまり直接的に家造りに関わる、設計者や監督、職人に
正当な技術料・監理料をかける。
それが一番合理的に、高品質で割安な建築になります。
でも、実際は、広告宣伝や、紹介マージン(これも広告宣伝の一部?)に驚くほどのお金がかかっているのはあまり知られていません。平均的な住宅であれば、なんと100万円~とも言われます。
住宅情報誌から資料請求すれば、紹介料を工務店は払わなければならなかったりするのです。
それに比べれば、設計料は建築の一番のキモであるにもかかわらず安いですよね。
(設計者の独り言です)
だからって、じゃあクライアントさんはどうやって設計事務所や工務店をさがせばいいのか。
ネットで探しまくる?
口コミ?
ネットコンペサイトなどもありますが、やっぱりサイト運営側に掲載料や成約料を払っていることが多いです。
無料掲載サイトもありますが、真っ先に検索に引っかかってくるのは高額な成約料のかかる大手サイトでしょう。
でも、それを言ったら、どんな商品も中間マージンや小売マージンはかかっているわけで、仕方のないことではあります。
ただ、その額が建築という高額なものですので何%であろうと膨大な負担額であるのは否めません。
そういった部分をわかった上で、口コミやネットを上手く利用してください。
高い安いはそこの部分が大きいからです。
次回は、建築に求めること。
あなたは何を求めて住まいを建てようと思いましたか。
何にお金をかけ何を省くか、
そこに予算に見合う、最大限満足の行く住まいづくりの鍵があります。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ
- 2017/04/04(火) 00:27:12|
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