
建築は設計と監理、そして施工があってモノはできます。
人が仕事をすれば賃金が発生し、モノを入れれば材料費がかかります。
そのパーツの多さと職種の多さと人の手間の多さで、
さっさと金額が出ない代物なのです。
しかも個性あふれる建築であればなおさらです。
よく、ザクッといくらくらいかかるの?と聞かれます。
設計者はなんでもわかるでしょ、というわけです。
パパッとわからないから見積もりが必要なのですが、
細かく見積もるのはまだいいから、っていうのです。
規模が大きければ大きいほど誤差は出ますし、
数百万単位で違ってくることも珍しくはありません。
例えば、大きなバケツに小銭がごっそり入ってたとします。
ざっくりいくらでしょう。って言われて出せるかという事です。
1円玉から500円玉まであって、どれがいくつ入ってるかなんて
数えなければ出ないのです。
せめて目分量でわかる程度に整理してからでなければ
ザクッとすら出す事はできないのです。
さて、建築に話を戻します。
ここでは主に住宅などの中小規模の建築についてです。
「相見積もりを取りましょう」、とノウハウ本に書かれているので
何社もハウスメーカーや工務店を渡り歩いている方を見かけます。
でもこれは相見積もりではありません。
高い安いは同じプランで同じ仕様で同じ納まりでなければわかるわけはないのです。
金額の高い安いの見極めは実は単純。
予算に収まるかどうか、以外は振り回されないようにしましょう。
実はそれ以上に重要な、満足度や質の高い建築にするためのポイントに気づいて欲しいと思います。
それはまた次回。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ
- 2017/02/11(土) 15:18:56|
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