
今年度の、建築士会のセミナー研修会は節電、特に照明に特化したものにしようとおもっています。
本日は研修委員会で担当委員の方とメーカーさんで打ち合わせをいたしました。
やっぱLEDになってくるんだよねぇ。
今のところまだ進化の過程ではあります。
でも数年前に比べたら、各メーカーLEDだけの意外と厚いカタログも出してますし、
だいぶ出揃っては来ています。
出たばかりだと、高額だし性能もいまいちだったりしますが、
そろそろこなれたかな?って思ってこういったセミナーを開くことにいたしました。
でも、まだまだ、半年ごとにどんどん進化した新商品が出ている様子。
家電量販店の店頭にもどーんと前面に陳列されていたりして、
普及は確実に加速していると感じています。
一昔前は、雰囲気があって素敵な空間には白熱灯やハロゲンを使いたいと思ってました。
隅々までしらじらと照らしまくる蛍光灯ってやぼったいなぁって。
でも、今は、白熱灯のよさを壊さないコンパクトで安価な蛍光ランプが主流になりました。
間接照明も、蛍光灯のよさを最大限に引き出す手法です。
そして次はLEDの時代になるんでしょうか。
まだまだ、コストパフォーマンスや汎用性では蛍光灯に軍配が上がっています。
適材適所、上手に使うすべを学び、
いい提案をしていきたいと思っています。
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テーマ:節電 - ジャンル:ライフ
- 2011/07/04(月) 20:27:48|
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人気高級ホテルのスライディングドアの美しい納まり建築でも家具でも、物造り全部に言えることは、
一見どうでもよさそうな小さな部分に気を抜かないことです。
特に、小さな建築(個人の店舗だったり住宅だったり)は、
建具や造作家具の納まりで、まったく印象が変わるのです。
人の五感は鋭いので無意識に、
「なぜかわからないけど素敵な空間だ」
とか、
「すっきりしてきれいだ」
とか感じることができます。
逆に、
「どうしてかわからないが野暮ったい感じだ」
とか、
「なんかちぐはぐ感があるが…」
というのも感じることができます。
でも、無意識なので、それがどうしてそう感じられるのかはまったく理解しようともしませんし、
思い過ごしかな…ですんでしまうのも事実。
なぜ素敵なんだろうという部分は、本当はプロがわかっていなければなりません。
精密で丁寧な印象、あるいは雑で安っぽい印象、
そこには現場の職人技と、手間を余計にかけているかどうかの違いがあります。
それがうまく伝わらず、イラつくことがあります。
伝えられない自分にイラつき、
理解されない自分の説明にイラつき、
設計者の独りよがりと取られたくないから妥協しよう、と自己保身する自分にイラつき…。
パートナーに話したら、出来栄えが違うのがわかってる人(私)が妥協したら、
施工者にも進歩はない、と言われました。
お施主さんは、わからないまま損をすることになります。
わたしには伝える義務があるんですね。
だから、どうやったら伝えられるか、理解してもらえるか、
目下試行錯誤中です。
現場は手間がかからず、文句も出ないやり方を選ぼうとします。
施主に選ばせれば文句はきませんから、
巧みに施主を誘導します。
納まりなんか全然重要だと思っていないのです。
出来上がりのクオリティーが全然違うというのに。
ハウスメーカーではできない、設計者、デザイナーでなければできない部分。
その、大切なことを忘れちゃいけない。
デザインの質をもっと上げなければなりません。
数十mm、物によっては数mmの違いが出来を左右するということを忘れてはいけないと思います。
- 2011/07/24(日) 23:29:55|
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