
何かのネット記事で1%のひらめきと99%の努力というのを見ました。
これはビジネス全般に言えることと思います。
設計の仕事に例えれば、1%の部分は全体のコンセプト、エスキス、大まかなプランニングです。
きらりとしたひらめきをどうやって生かそうかとわくわくプランします。
その風景やイメージは、私の頭にはありますが、
クライアントに説明したってピタッと通じるわけもなく。
プレゼン用のパースや、時には模型を使って、
伝えていきます。
そこまでが営業活動になるのですが、
その時点で、この設計者に頼んでみよう、
と思っていただかなければ先には進みません。
会社員であれば失注しようと給料はもらえますが、
個人営業者はゼロどころかマイナスになります。
プレゼンに要した時間は給料換算すれば10万円以上。
それでも、その1%のひらめきがクライアントに伝えられたからこそ、
これまでやってこれています。
クライアントも一緒にわくわくしていただければ、
次の段階に進みます。
ご契約いただいてからは、99%の作業が始まります。
ここが努力。かなりの時間がかかります。
でも、その1%のひらめきがあるからこそブレずに進めます。
そこが間違っていれば、無駄な99%になってしまうのです。
設計は頭脳労働です。
プレゼンは大きな要(かなめ)です。
ひらめきと試行錯誤と、
とてつもない労力を使っています。
短期間に瞬発力で作業します。
まるで100mの短距離ランナーのように。
十数秒のなかにどれだけのトレーニングと歳月があったかと同じです。
すべてクライアントのために。
タダではありません。
タダだと思っているのであれば、
それは知的財産と労働力の搾取に他ならないと
知っていただきたいと思います。
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- 2021/08/17(火) 10:49:08|
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前回に引き続き、WEBでのセミナーや会議の時間間際のバタバタ防止です。
WEB会議等の入場には専用アドレス(URL)が必要です。
事前に主催者側からURLやパスワードなどがメールで送られてきます。
開催直前に送られてくるわけではなく、1週間くらい前に送られてきたりします。
私のPCは、日々のメール数は100件くらいあります。
様々なメーカーや登録しているメルマガや案内、
さらには宣伝やセキュリティーを潜り抜ける迷惑メール…。
どんどん不要なメールは削除していても、
これは必要だな、とかこれは役に立ちそうなど、残すものも多く、
1週間もすればWEB会議・セミナーの案内メールはかなり埋もれてしまっています。
会議やセミナーのタイトルなどで検索したり、フラグをつけて探してみたりするのですが、
あと数分で開催、なんて時にどこへ行ったか、
これじゃない、これは申し込み確認メールだ、これは別のセミナーだ…
と毎度焦ります。
そこで、ささっと分けておこう。
と思いつき、
こういった方法を考えました。
メールソフトはoutlook2016です。まず、仕分けするためのフォルダーを作成します。
「受信トレイ」を右クリックして

フォルダーの作成 → タイトルを入力して作成します。
ここでは、「WEBセミナー・会議」としました。

入場URLが書かれたものだけを、都度、手動で仕分けると、
シンプルでわかりやすくなると思います。
入場URLの案内メールを選び、移動 → 移動したいフォルダー(ここでは、「WEBセミナー・会議」

他に、メールのタイトルを右クリックして、
移動 → 入れておきたいフォルダーを選ぶ方法もあります。
- 2020/10/11(日) 19:18:53|
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手作りマロングラッセ(息子が4日がかりで)本文無関係コロナのせいで、世の中のシステムが急速に変わっています。
日々の生活が変わるのですから、誰もが他人ごとではなく
身に迫ることが多いのではないでしょうか。
アナログな建築業界でさえも、
ボチボチ変化しつつあります。
現場もLINEの画像で質疑のやり取りが増えたり、
会議やセミナーはほぼすべてオンラインになりました。
勉強会やセミナーにより、法改正や新工法、世の中の流れ、
温故知新、知識を習得することが、常にわたしの仕事の一部となっています。
士(サムライ)家業はことさらです。
いままでは、その会場に行って受講してきたのですが、
今はSOHO事務所でオンラインセミナー。
資材メーカーも新商品アピールなどオンラインでセミナーをくっつけて開催したりしていて、
案内は日々何件も来ます。
仕事の予定とにらめっこしながら、興味あるセミナーは受講申し込みをするのですが、
その後案内メールがあちこちに埋もれてしまうのです。
いままで、スマホのカレンダーなどを活用してスケジュール管理はしていましたが、
今や、セミナーのアクセスコードの載ったメールを探し回って焦ることが多くなり…。
メールの整理なんてやってこなかったので、
なんとかタイトルで検索してみたり、フラグを付けたりしてはいるものの、
毎度慌てます。
今後もこういったシステムになると思われるので、
WEBセミナー・会議のスケジュールをわかりやすく管理しようと
メールの整理からすることにしました。
すでにそんなことやってる、って方も多いと思いますが、
こんな方法でやろうと、次回メモ代わりにまとめてみます。
~その2に続く
テーマ:SOHO・在宅ワーク - ジャンル:ビジネス
- 2020/10/08(木) 14:44:53|
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知人が見つけたレアな六つ葉。みなさまにいいことがありますように。
追記:先の投稿にあるHPは再開しています。
建築に関わることは人との関わりに他なりません。
クライアントが何を望んでいるのか、どういった提案をすればクライアントにとってベストなのか。
施主さんが気付かない部分まで、試行錯誤し、熟考し、
そして経年後も尚、喜んでいただけるために仕事を進めます。
過去に関わった物件は150件以上。
ほとんどのクライアントさんは愛着を持って活用していただいています。
このご時世、先が見通せず、周囲の状況を見ても不安だらけです。
ですが、終わらないトンネルはありません。
この数か月は停滞しましたが、ウイルスの特性も見えてきて、予防のすべもわかってきています。
新型コロナウイルスの特効薬までには時間がかかりますが、各自予防対策をしながら、
日常を取り戻すことはできると思います。
バンとはじけて、以前以上の活気が戻ることを願います。
この連休は、
・バター品薄
・ホームセンター満員
・資源センター(ごみ処分場)渋滞
でした。
- 2020/05/08(金) 00:00:00|
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あっという間に1年が過ぎ、もう年の暮れです。
ToDoリストは増えるばかりでなぜこんなに追いまくられるのか不思議です。
今年は、防火地域での木造4階建て商業ビルを設計し、やっと着工にこぎつけました。
東京などの都心ではそういった物件も増えているようですが、
豊橋市では初の木造耐火建築です。
令和2年2月21日(金)に
構造見学会を開催する運びとなりました。
敷地を最大限有効活用し、これしかないのでは?という究極の設計となっています。
豊橋駅正面の狭い場所のためご覧いただける人数に限りがございますが、
ぜひ足を運んでいただければ幸いです。


お申し込みは
こちらから
- 2019/12/28(土) 20:42:14|
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今まで、プロバイダーのおまけについている無料HPサービスのサーバーに自社ホームページを置いていたのですが、
プロバイダーの都合でサーバーごと移動するので(HPアドレスも変わっちゃうらしい)引っ越し手続きをしてくれという。
えー!そんな…
確かに無料サービスだし、個人向けだったし、かれこれ16年以上経っているし、
ITの変わりっぷりはすごいし、文句言う筋合いはないのです。
引っ越し先の新ドメインは、やっぱりプロバイダーのサーバー名が長々来るらしい。
しかも、10年経てばまた引っ越しさせられるかもしれない…。
おまけ(無料)サービスだから文句言えないわけで、
もういやですわ…
ぼちぼち”
おまけ”は卒業しよう。
ってことで、
いろいろ調べてみて、Xサーバーっていう有料のレンタルサーバーを借り、
独自ドメインも取得し、引っ越すことにしました。
個人事務所ですし、何十万円もお金はかけられませんので、
本業の合間にぼちぼち引っ越し作業をやってます。
- 2016/05/14(土) 20:31:02|
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箱木千年屋~本文無関係あれよあれよという間にもう1年が過ぎようとしています。
今年は、年明けから「生活」のできない状態が続きました。
そのことは
先の記事にも書きましたが、
睡眠不足はミスが増えるばかりでなく、
認知症のリスクも増やすとか。
でも、自営業なので結局忙しくしなければ暮らしていけませんし、
むずかしいところです。
秋になってジョキングを始めました。
週に2回は泳いでいるのですが、今度はそれに加えて朝走ることにしました。
走り始めて3か月が過ぎました。
驚いたことに、水泳の方もスピードがつき全くバテなくなりました。
基礎体力がついたみたいです。
スマホアプリ(Runkeeper)を使い、5kmレースビギナーコースっていうプログラムをこなしています。
3Km~8Kmくらいを週5~6日続けています。
体の変化をすごく感じます。
とても身が軽いです。
- 2015/12/22(火) 20:29:13|
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カラフルなタイル(現場から~本文無関係)今年に入ってから、オーバーキャパの仕事が続き、
生活する時間も、睡眠の時間すらとれずにいました。
お断りした仕事もあったのですが、
それでも、一人でできる仕事の量をはるかに超えてしまいました。
生活する時間とは、家事、みだしなみ、家族との会話など、
人が生きるために必要な最低限の時間です。
毎日18時間~20時間仕事に追われ、
死なない程度の睡眠時間です。
企業だったらブラックもいいところです。
工期のため、最低3か月はかかる仕事をその半分の期間で仕上げなければならない物件だったり、
とても細かで繊細な打ち合わせや設計が必要な物件だったり、
そのほかにも物件が多数重なりました。
急ぎじゃないからとクライアントから慈悲(?)をいただき、
お待たせしてしまった物件もあります。
寝ないと効率が悪いのは重々承知していても、
明日の朝までに仕上げなければ終わらない(寝られない)
の連続です。
TODOリストは消しても消しても減ることはなく、増える一方でした。
家事はすべて家族任せ。
食事も時短のため、ながら食事が続きました。
ですが、5月に入ってやっと、TODOリストも減ってきて、
人間らしい生活に戻りました。(睡眠時間が、ですが)
今回のことで、とても教訓になったことがあります。
ゆとりがないと、先回りした思考ができずミスにつながる、ということ。
本来、クライアントのために多々試行錯誤を重ねるのに、
それが時間の制約で十分できないということ。
心のゆとりをなくし、カリカリした態度になりがちになるのもいけません。
断る勇気が必要だということ。
それには、ビジネスとして成り立つ単価を自分で把握しなければならないということ。
自営業者に陥りがちな、来る仕事拒まず、仕事の安売り。
これでは自分の首を絞めるだけではなく、
仕事のクオリティーにも響きます。
一番大切なまごころを失いかけ自分を戒めているところでもあります。
そろそろ、自営業者としての自覚を持ち、
マネージメントもおろそかにせずにやっていかなくちゃいけない!
と感じるこの頃です。
- 2015/05/13(水) 15:25:18|
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仕事で、A1(実際はA2~A4)プリンター、A3~プリンター(使用頻度低)
そしてA4以下プリンター、と使い分けている。
カメラもデジカメと、竣工写真用のデジ一眼を使い分けている。
ちなみにデジ一はニコン製。今も大活躍している。
デジカメは3~4代目で、今はソニーのサイバーショットでデジカメの中では一番広角なもの。
その前は何かで当たった(!)キャノン製品だった。でもそれ数年で壊れたんだよね。
カメラって機能や画質を求めて買い換える物って思っていたから、
数年で壊れたのはちょっと解せなかったけど、
もらい物だからまあいいかって思ってた。
で、今度はプリンターが壊れた。A4以下のキャノン製。
実はウチにあるプリンターの中で一番新しい。
しかもすでに1度修理済。
年賀状を印刷していたら途中で壊れて、
困っちゃうのだ。
でかいプリンターじゃ年賀状は無理なので、年賀状作業を中断し、
ま、実務を先にこなしましょう。
でかいプリンターは2台とも10年選手。
日々の業務の酷使にもかかわらずまだ現役。
そちらは、ヒューレット製とエプソン製だ。
紙送りのゴムがすり減り、初めにちょっと押さなきゃならないという部分以外は、
何も問題なく10年経ってる。修理の履歴も一度も無しだ。
それに比べ、キャノンのプリンターは4年で壊れてしまった。
A4なので、修理に出すか買い換えるか微妙な選択になりそうだ。
そういえば、つい最近、数年使ったスキャナー(これもキャノン!)も壊れて買い換えた。
なんか、キャノン製品てすぐ壊れるなぁ…。
コンパクトで、無駄な機能はなくていいから、
10年は使えるプリンターがいいな。
ドライバーは時のOSに対応できて、消耗品は別売りで取り換えられる
なんてのは理想だ。
壊れたからって仕事を中断しなくていいってのは大きい。
たとえ価格が倍だとしても、
4年で使えなくなるより、10年以上使えた方がいい。
めまぐるしく機能が進化していく時代、
シンプルで丈夫なものって減ってしまっている。
安カロ悪カロではなく、
ながく大切に使える物を作ってほしい。
そう思うのは、わたしだけなんでしょうかね…
それにしても、キャノン製、偶然なんだろうか…
テーマ:家電・パソコンパーツ - ジャンル:ライフ
- 2013/12/18(水) 11:39:22|
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どんな分野にも言えることだと思うのですが、
物の価値というのは目の前にあるその物体のみにあるわけではありません。
その物や事柄に至るまでの、かかわった人々の知恵と努力と経験にこそ大きな価値があるということです。
例えば、アップル社が人気なのは、製品の品質や使い勝手はもとより、
パッケージひとつにも手を抜かない一貫して洗練されたデザイン。
そのデザインクオリティーの高さは、その裏に設計者(デザイナー)の壮大な試行錯誤があり、
そのたまものなのではないかと思うのです。
今までその部分があまりになおざりにされ、目先の安さに価値を見出すという、
人の労働(頭脳労働も)に対する価値があまりに安すぎたと思います。
結果、長いデフレスパイラルに陥ってしまったのかもしれません。
安くてチープなものがたくさん出回りすぎて売れないのであれば、
高いけどクオリティーが高くて一生使える物を数量限定で出せば売れるかもしれません。
自分の仕事においても、同じ収入になるとすれば、バタバタとおっつけ仕事で数をこなすより、
試行錯誤と手間暇かけて一つの物を吟味しあれこれ修正しながらより優れた物(建築)を創り上げる方がいいと思います。
それが物の価値として認められていくようであれば、
社会は成熟してくると思うのです。

↑ こちらの名刺入れは、先日、TVで
工房(HACOA)が紹介されていました。
一つ一つ丁寧に精密に手作業で作られていて、
職人さんの思いが伝わってきます。
すぐネット検索して買っちゃいました。
本当によくできていて素敵です。
繊細な手作業と数多くの部品と多岐にわたる工程を経てやっと出来上がる様は、
これは安すぎるとさえ思えてしまいます。
つまり、私の言いたいことは、
見えない部分にある価値が認められる社会になっていくといいということです。
テーマ:建築 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2013/04/29(月) 21:38:08|
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